【豆の精製方法】「フリーズドライ」と「スプレードライ」の違いは?

豆の精製方法

インスタントコーヒーの製法の違いについて書いていこうと思います。

大きく分けて「フリーズドライ製法」と「スプレードライ製法」があるみたいですね。

簡単に製法の違いと、飲み方のコツについてまとめてみました!

目次

インスタントコーヒーの製造過程

細かく書くとキリがないので、今回はざっくりとまとめます。

製造過程は大体以下のような感じです。

  1. ロースト:コーヒー豆を煎る
  2. ブレンド:種類の異なるコーヒー豆を組み合わせる
  3. グラインド:豆を挽く
  4. ドリップ:熱湯で抽出し、コーヒー液を作る
  5. ドライ:コーヒー液を乾燥させる

豆から挽いて飲む方や、自分でブレンドして飲む方はとても馴染みのある工程ですね。

「フリーズドライ製法」や「スプレードライ製法」というのは、上記の「5.ドライ」にあたる部分です。

では本題である製法の違いについてみていきましょう。

フリーズドライ製法

ドリップして作ったコーヒー液を-40度前後で凍結させてから、真空状態で乾燥させる製法です。

真空状態で乾燥するというのは、化学でいう「昇華(固体→気体になること)」の部分です。

簡単にいうと水分だけが蒸発してなくなり、大粒のコーヒーだけが残ることですね。

「スプレードライ製法」と比較して、風味や香りを逃がさないのでコーヒー本来の味を楽しめます。

しかし量産性に欠けるため、少し値段が高めに設定されている商品が多いです。

スプレードライ製法

こちらはコーヒー液を熱風で乾燥させて、水分を蒸発させる製法です。

液体を霧状にしてから乾燥させるので、コーヒーが粉末状になります。

インスタントコーヒーとして風味や香りが少し劣ってしまうそうですが、量産が可能で価格が安く抑えられるというメリットがあります。

さらには粉末状なので溶けやすく、ミルクとの相性が抜群です

カフェオレにして飲むのが多い方は、こちらを選んだ方が良いかもしれませんね。

美味しく飲むコツ

インスタントコーヒーは手軽に飲めるのが良いですよね。

しかし手軽に飲めるからと言って、ただお湯を注ぐだけでは、風味や香りが飛んでしまうこともあります。

美味しく飲むコツを製法別に少しまとめました。

フリーズドライ製法

フライパンなどで軽くコーヒーを煎ってから飲むと、風味に香ばしさが良くなります。

後味も良くなるので、しっかりとコーヒーを味わいたい方にオススメです。

スプレードライ製法

ぬるま湯で粉末状のコーヒーを少し溶かしてからお湯を注ぐと、風味や香りを損なわずおいしく飲めます。

ミルクをちょっとだけ足すと、味が濃厚になるので最高です。


以上が製法の違いについてとなります。

コーヒーの味や香りをとるのか、価格を優先するのか、さらには飲み方を増やしたいのかで選び方が変わってきます。

ただ迷うくらいだったら「フリーズドライ製法」を選択したほうが良いと思います。

ちょっと高くてもおいしいコーヒーを飲みたいですからね!

今回の記事はここまでです、お読みいただきありがとうございました。

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