【豆の精製方法】「フリーズドライ」と「スプレードライ」の違いは?
インスタントコーヒーの製法の違いについて書いていこうと思います。
大きく分けて「フリーズドライ製法」と「スプレードライ製法」があるみたいですね。
簡単に製法の違いと、飲み方のコツについてまとめてみました!
目次
インスタントコーヒーの製造過程
細かく書くとキリがないので、今回はざっくりとまとめます。
製造過程は大体以下のような感じです。
- ロースト:コーヒー豆を煎る
- ブレンド:種類の異なるコーヒー豆を組み合わせる
- グラインド:豆を挽く
- ドリップ:熱湯で抽出し、コーヒー液を作る
- ドライ:コーヒー液を乾燥させる
豆から挽いて飲む方や、自分でブレンドして飲む方はとても馴染みのある工程ですね。
「フリーズドライ製法」や「スプレードライ製法」というのは、上記の「5.ドライ」にあたる部分です。
では本題である製法の違いについてみていきましょう。
フリーズドライ製法
ドリップして作ったコーヒー液を-40度前後で凍結させてから、真空状態で乾燥させる製法です。
真空状態で乾燥するというのは、化学でいう「昇華(固体→気体になること)」の部分です。
簡単にいうと水分だけが蒸発してなくなり、大粒のコーヒーだけが残ることですね。
「スプレードライ製法」と比較して、風味や香りを逃がさないのでコーヒー本来の味を楽しめます。
しかし量産性に欠けるため、少し値段が高めに設定されている商品が多いです。
スプレードライ製法
こちらはコーヒー液を熱風で乾燥させて、水分を蒸発させる製法です。
液体を霧状にしてから乾燥させるので、コーヒーが粉末状になります。
インスタントコーヒーとして風味や香りが少し劣ってしまうそうですが、量産が可能で価格が安く抑えられるというメリットがあります。
さらには粉末状なので溶けやすく、ミルクとの相性が抜群です。
カフェオレにして飲むのが多い方は、こちらを選んだ方が良いかもしれませんね。
美味しく飲むコツ
インスタントコーヒーは手軽に飲めるのが良いですよね。
しかし手軽に飲めるからと言って、ただお湯を注ぐだけでは、風味や香りが飛んでしまうこともあります。
美味しく飲むコツを製法別に少しまとめました。
フリーズドライ製法
フライパンなどで軽くコーヒーを煎ってから飲むと、風味に香ばしさが良くなります。
後味も良くなるので、しっかりとコーヒーを味わいたい方にオススメです。
スプレードライ製法
ぬるま湯で粉末状のコーヒーを少し溶かしてからお湯を注ぐと、風味や香りを損なわずおいしく飲めます。
ミルクをちょっとだけ足すと、味が濃厚になるので最高です。
以上が製法の違いについてとなります。
コーヒーの味や香りをとるのか、価格を優先するのか、さらには飲み方を増やしたいのかで選び方が変わってきます。
ただ迷うくらいだったら「フリーズドライ製法」を選択したほうが良いと思います。
ちょっと高くてもおいしいコーヒーを飲みたいですからね!
今回の記事はここまでです、お読みいただきありがとうございました。